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これはガチ。世界最強の動物ランキングベスト10

こんにちは、動物好きCGデザイナーのアリマです。
長年の研究の結果、ついに世界最強の動物ランキングが決定しましたので、お伝えしたいと思います。

条件は以下のものを想定してます。

  • ひらけた大地で、野生のオスの大きな固体同士が1対1で戦った時の平均勝率
  • 必死で戦った結果、一定のダメージを受けるか戦意喪失したら負け

多分に個人的な見解と妄想を含みますが、CGモデルで大きさの比較やパラメーターをつけて、ちょっとでも楽しめるように工夫してみました。

それでは、さっそくご覧ください!

動画バージョンも作ったので、良かったら見てみてね。

これからもみんながちょっとキニナルものを作っていこうと思っているので、チャンネル登録してくれると嬉しいなぁ、なんて。

 

大きさのデータはオスのものになっています。
メジャーアイコンは体長を表していますが、ワニやアザラシの仲間だけは全長を表しています。

第11位 ワニ


第10位との関係もあって、11位からの紹介になります。
ここではイリエワニやナイルワニ、オリノコワニ、アメリカワニなど4メートルを超えるような大型のワニを対象としています。

ワニは地球最強の噛む力を持っていて、1平方センチ当たり約260kgの噛む力があるということが最新の研究で明らかになりました。

はい、まったくピンときませんよね。

その他の動物では、ハイエナ、トラ、ライオンは1平方センチ当たり約70kg。
ハイイログマが1平方センチ当たり約80kg。
ゴリラが1平方センチ当たり約90kg。
人間は1平方センチ当たり約14kgと言われています。
それでもピンときませんが、意外にもゴリラの噛む力が高くて、ワニの噛む力は飛びぬけて高いのがわかりますね。

ワニには「デスロール」と呼ばれる、体を回転させることで相手を倒し、肉を引きちぎるという最強の必殺技がありますが、この最強動物ランキングは陸上での戦いを想定しているので、デスロールを計算に入れていません。
もし水辺での奇襲やデスロールが可能であればランキングは5位まで跳ね上がるでしょう。

噛む力は地球最強クラスですが、実は口を開ける力は弱いので、もしワニに遭遇したら口の上に座ってじっくりと今後の身の振り方を考えましょう。

第10位 セイウチ

同じ生息地に住むホッキョクグマも、大人のセイウチを襲うような無謀なことはしません。
最長で1メートルにもなる牙は戦いの時以外にも、陸地や流氷に上がるときにも役立ちます。
極寒の環境に耐えるために分厚い皮膚とたっぷりの脂肪がついているので防御力も高くなっています。

ランキング11位のワニと比較してみましょう。
セイウチの牙がちょうどワニをサックリと刺せるところにあります。
生まれ持ったワニハンターの才能を、セイウチはこれからも気づくことはないでしょう。

第9位 ライオン

ライオンといえばフサフサのタテガミ。
このタテガミは防御のためという考え方もありますが、相手に勝って自信がつくと長く黒くなっていきます。
そして黒いタテガミのオスのほうがモテるということがわかっています。

強さの象徴とされ人気のあるライオンですが、実は絶滅の危機にさらされています。

人間との衝突によりこの20年でライオンの数は半減していますが、アフリカの人口はますます増え続けていくのは間違いなく、ライオンの生息地をさらに奪っていくことでしょう。

ランキング10位のセイウチと比較してみましょう。
セイウチご自慢の牙も、すばやいライオン相手にはただの飾りにすぎず、ライオンからすれば大きな肉の塊にしか見えません。

第8位 トラ

トラはスピードとパワーを兼ね備え、相手の息の根を止める事に関しては右に出るものはいません。
しかし意外にも狩りの成功率はわずかに20回に1回程度とも言われています。

密漁により2010年には3000頭まで減少してしまったトラですが、近年は保護活動によって少しづつ回復の兆しが見えています。
それでもまだアムールトラの数は500頭あまりしかいません。

永遠のライバルであるライオンと比較しましょう。
ほとんど同じサイズですが、体重はトラのほうが少し重たくなっています。
よくアムールトラが大きいと言われますが、2015年に行われた調査で小型化していることがわかっていて、オスの平均体重は176.4kgでした。

今ではベンガルトラの体重の方が重たいというのが、本当のところです。
それでも爪や牙はトラの方がわずかに長く、噛む力や柔軟性、敏捷性など総合的にトラが上回っているので、平均的にトラが有利に思えます。

ちなみにライオンのタテガミは相手と戦う時の防御に有効と見られ、それが理由でアニマルプラネット(世界最大の動物チャンネル)の専門家のシミュレーション映像ではライオンがトラを負かしています。

どちらにせよその差はわずかだと思います。

第7位 クマ

クマの中でもホッキョクグマが1番大きくコディアックヒグマ>ハイイログマ>ヒグマと続きます。
そんなホッキョクグマですが温暖化の影響で流氷が減り、アザラシが捕れなくなってしまい飢えに苦しんでいるという問題が深刻化しています。
餌を求めて活動範囲を広げたホッキョクグマとハイイログマの間に子どもを産むケースも確認されていて、このハイブリッド種が将来的には最強の肉食獣と呼ばれる日がくるかもしれません。

トラと比較すると、同じようなサイズであれば身体能力で上回るトラが有利でしょう。

しかし大きなホッキョクグマやコディアックヒグマだと皮下脂肪が豊富で、なかなか致命的なダメージは与えられません。

ライオンやトラの牙が6~7cm、対してクマの皮下脂肪は10cmと言われています。
その体力とパワーを持ってトラを封じ込めてしまうと思います。

第6位 バイソン

ここではバイソン、ガウル、バッファローの猛牛ビッグスリーを同列にして扱っています。
なかでも最も強いと考えているのがこちらのバイソンです。
巨体でありながら機動力が高く時速60キロで走ることができ、オス同士の争いでは、時に相手の命を奪うほどの突進力を持っています。

もっとも悩ましいのがバイソンとホッキョクグマの比較です。
バイソンに勝つには、まず突進を受け止める必要があります。
1トンのバイソンの突進を500キロのホッキョクグマがくらえばどうなるでしょうか?
ほとんどの場合すってんころりんでしょう。
突進を受け止めたとしても、毛皮のあるバイソンに対してはサイドやバックのポジションに回らないと効果的なダメージを与えることはできません。
機動力のあるバイソンを相手に、経験値の少ないホッキョクグマがうまく立ち回れるイメージがわかずバイソンを上としました。

もしホッキョクグマがバイソンに勝てるなら、生息地の重なるジャコウウシをもっと狙っても良いと思うんですよね。

第5位 ゾウアザラシ

浜辺でのんびりしているイメージが強いですが、最高で2000メートル、2時間の潜水が可能です。
ゾウアザラシは上半身を高く持ち上げ、体重を乗せて牙を振り落ろします。
血まみれになりながら戦い続け、勝ち抜いたわずか2~3%のオスだけがハーレムを率いる「ビーチマスター」になることができるのです。

バイソンと比較してもその大きさがわかります。
横から攻撃すればバイソンにも勝機もありますが、果たしてバイソンがそういう戦術を立てるでしょうか?

何も考えずに頭でグイグイするバイソンが目に浮かびます。
体重の乗ったゾウアザラシの攻撃はいとも簡単にバイソンの首を破壊するでしょう。

第4位 キリン

穏やかな印象のあるキリンですが、
オス同士の戦いでは長い首を振り回し、頭にある「オシコーン」と呼ばれるツノをぶつけることで相手が失神することもあります。

もしツノが鋭くとがっていたら、今頃「動物界の悪魔」と恐れられる存在だったのではないでしょうか。

かわいいツノでよかったよかった。

またライオンを追い払うときは長い足を振り回します。
直径25cm~30cmの大きな蹄がまともに当たればライオンの命を奪うこともあり、1対1の戦いでは近づくことすらできません。

ゾウアザラシと戦えば、まさにサンドバック状態です。

キリンのストレス発散にしかならないでしょう。

第3位 カバ

実は、マサイ族が最も恐れる動物はライオンではなくカバだと言います。

見かけによらず凶暴でナワバリ意識も高く、毎年多くの人の命がカバによって失われているからです。
大きく開く口は噛む力がとても強くライオンやワニをかみ殺すことさえあります。 

キリンとカバは難しい戦いが予想されます。
キリンのキックをカバはまともに受けてしまうでしょう。

しかしカバは分厚い皮膚を持つので、キリンのキックを受けてもひるまず口をあけて突進していくのではないでしょうか、そうなるとキリンも逃げるしかありません。

ボクシングのようなポイント制で考えるのであればキリンの勝ちということになります。

第2位 サイ

サイの仲間で最も大きなシロサイを対象としたデータになっています。

鎧のような体を持ち、大きなツノで突進するサイですが、自慢のツノが最大の弱点にもなっています。
密猟者がツノをとるために、多くのサイの命が奪われているのです。
このツノは髪の毛と同じケラチンという成分で、薬のような効果はありませんが、一部の国では万病に効くと信じられています。

シロサイとカバを比べると、シロサイのほうが大きくパワーがあるでしょう、またサイのツノのほうがダメージを与えるのにより効果的だと感じます。

野生で対峙すれば、気性の荒いカバがサイを追い払うケースはよくありますが。

第1位 ゾウ

特にアフリカゾウは大きく、その巨体から繰り出すパワーで、サイもカバも蹴散らしていきます。
他の動物からしたら卑怯にも思えるでしょう。
しかし、そんな体の大きなゾウにしかできないある大事な役割を担っています。
1000種類もの植物を食べるゾウですが、広大な行動範囲を持ち、フンの中にある種子を遠くまで運ぶことで、多様な自然を育くみます。
またその大きな体と牙で木々を切り開き、道をつくり、地下の水を掘り起こすことができます。
ゾウは数多くの動物に恵を与え、アフリカの大自然を守っているのです。
ちなみにゾウのフンから、世界最高級のコーヒー豆、ブラックアイボリーが作られています。
動物界でも、コーヒー界でも1位なのであります!

アフリカゾウは100年前までは1000万頭を超える数が生息していたと考えられていますが、人間との衝突と象牙市場の拡大の影響で、現在の生息数は35万から50万ともいわれていて、なんと95%以上も減っています。
今では象牙の取引を禁止する動きが広まっていますが、それでもまだ密猟は後を絶ちません。

実は、動画バージョンでは25位までの下位ランキングも紹介してるので、お時間のある人は見てみてね。10位まではありきたりな結果だったと思うけど、下位ランキングは必見です!

それぞれの動物についている星のマークにお気づきになったでしょうか?

星の数は保全状況を表していて、星が3つ以上あれば絶滅の危険が高いということになります。


想像以上に絶滅の危機にさらされている動物が多いですよねぇ。
特にアフリカに住む生き物は、これからますます人間との衝突で生息数を減らしていくことでしょう。。

人間が豊かになれば、それだけ動物の犠牲は増えてしまいます。
「かわいそうだから、やめるんだ!」というのは豊かな日本に住んでいるから言えることでもあり、難しいところですよね。

ふぅ。

ということで、少なくとも直感的にわかりやすく多くの人に伝えることは出来るかな、と思って星マークをつけてみました。

強さの比較について

ポテンシャルを取るか現実的な戦いのイメージを取るか、そのバランスで意見がわかれると思います。
現実的には、肉食動物はケガをして狩りが出来なくなるのが1番のリスクなので、
危険を感じれば諦めます。
逆に草食動物は死にものぐるいで戦うので、同じ力であれば肉食動物が諦めるシーンが多くなるでしょう。
他にも色んな考えるべき要素があり、どうしても見解が食い違ってしまうと思います。

 ですが、それをあーだこーだと考えることこそが醍醐味だと思うんです。
ほんの少しでも、あなたのあーだこーだの参考になれば嬉しく思います。

もし良かったら、海の最強動物ランキングの記事も見てみてね。

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