トイストーリー1がCGで作られた最初のアニメ映画として有名です。
あれから25年。
あらためて見るとトイストーリー1の映像程度なら、今のCGソフトのレンダラーを使えばちょちょいと作ることができます。
単純にリアルさ、という意味でね。
3からはほんとに背景なんか実写のようになっています。
4はもう完全に実写です。
さすがにやりすぎちゃう?とすら感じてしまいます。
「え?本物に寄せれば、それがイコール良いものとでも思っちゃってんの?」と天下のピクサーに対して偉そうなことを思ってしまうほどです。
まぁ、それくらい本物そっくりなわけです。
で、こないだ4歳の子どもに聞いてみました。
「トイストーリーってさ、1に比べて3はCGがめっちゃ綺麗で、本物みたいやろ?」
「んーん。全然。
まったく一緒。
どっちも綺麗。」
そういうことなんです。
子どもからしたら一緒なんです。
子どもとしては、CGのクオリティは1でいいから、毎週のテレビシリーズをやってほしいのです。
ふぅ。
そりゃまぁ、昔はリアルなCGを作れば「すごいなぁ」とびっくりしたでしょう。
いかにリアルか、が大事な要素でした。
ピクサーなんかだと「ここは、雨が降れば、このあたりがさびるから、こういうテクスチャにしてるんだ」という誰も気づかない拘りをクリエイターが盛り込みまくってます。
「そういうこだわりが、人々を感動させるのさ。神は細部に宿るのである!」と作り手は言うでしょう。
それがすごい正解っぽいですよね。
名作と呼ばれるものには、とにかく拘りがつまっています。
誰も異論は唱えられない空気が漂っていますよね。
追記
あれから時がたち、子どもが6歳になったので改めて聞いてみました。
「モンスターズインクってさ、こっちのユニバーシティのほうがCG綺麗なんわかる?」
「うん、こっちのほうがツルっとしてる」
ピクサーの人たちよ。
君たちは「ツルっとしてる」と思われるために多くの時間と労力を費やしてしまっているんだ。
気付いてほしい。
子どもが求めているのは毎週トイストーリーを見る事なんだ。
さぁ早くテレビシリーズのトイストーリーを作るんだ!
実写みたいにできて凄いのはもうわかったから!