
原作は1972年刊行の児童文学作品「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」
テレビアニメ「ガンバの冒険」が1975年に放送。
そして今年、「STAND BY MEドラえもん」を大ヒットに導いた映像制作会社「白組」が構想15年、制作費20億円をかけてCGアニメ映画化したのが・・・
「GAMBA ガンバと仲間たち」です!
・・・が。
2015年10月に596スクリーンで公開され、土日2日間で動員5万8740人、興行収入は7505万3900円とのこと。
これって一回の上映でお客さんが10人とかそんなレベルなんですって。
ちなみにバケモノの子は457スクリーン、49万人、6億6千万円を土日で記録。最終的に50億円以上の興行収入。
なぜここまでコケてしまったのでしょう。。。
ネットで様々な意見が飛び交っておりますので、気になったコメントを抜粋してみます。
- 完成されたキャラデザインがあるのに
なんでワザワザ新規にするのか意味がわからん - CGなのは良いけどトゥーンレンダリング等のセルアニメ的表現を使わないのは取っ付き難いよ
- キャラデザ可愛くないね。いやに人間ぽいし。キモさが先にくる。
もっとプニプニっとしたクレイアニメ的なデザインだとよかったのに。 - 昔のアニメのネズミはさドブネズミって言うよりハムスターみたいな体型なんだよね、だからかわいい
- 何で8等身みたいなネズミにしたんだろ?ノロイと同じような体型じゃねえか
ドラえもんで勘違いしやがって - 昔の劇画でやってくれりゃ、見に行くよ。コレジャナイ感が凄い
- ねずみをリアルに描写にしたら拒否反応を示す人が多いって事ぐらい
作る前から分かることだろうよ。 - あんな気持ち悪いCGのガンバを見ると思うか?
- 前のアニメにはあったモフモフ感とか可愛らしさがまったくなくて
やたら細くて等身が高いから気持ち悪い - なぜあの版画・油絵のようなタッチをCGで再現しようとは思わなかったのか
- さんざんディズニーやピクサー見てきた日本の子ども達に
このキャラデザやCGでどうしろっていうの? - ハム太郎でええやん
こういった意見がありました。
テレビ アニメのキャラクターはたしかにかわいくて魅力的ですね。
でも今回の作品はアニメのリメイクではなく、原作の児童書を元にした新しい作品として新たなキャラデザで勝負したかったのではないでしょうか。
- ガンバってCMしてたんだろうか?
- 白組100%出資が足を引っ張ったと思うな
どっかのTV局と組んで番宣ぶち込めば
ここまで悪化するモンでもなかったと思うんだが - 20億の制作費ならそれに見合った大規模な宣伝しなきゃいかんでしょ…
- 20億の半分以上は、宣伝に使わないと駄目なんだよね。映画って
- こんなのやってるなんて初めて知ったぞw
- あのCMじゃ客は入るわけないよなあ
- 俳優とか使ってないからバラエティとかで番宣できないのが痛いな
- タレントを声優に使って番組内で宣伝させりゃよかったんだよ
- もっと声優にタレントを起用して宣伝すれば良いのに、ぶっちゃけ映画は宣伝が99%だから
たしかに子供が「お父さんこれ見たい!」っていう感じでもないし、大人が重たい腰を上げるようなインパクトもなかったですね。まぁ、それができりゃ苦労はないって話ですけど。
- ガンバリアルタイムで見てた世代ってもう子供は高校生〜大学生ぐらいになってると思う。今小学校低学年の子供持ってる世代はガンバ知らないだろうしいったいどういう層に向けた映画なんだか
- ガンバの冒険は40年前の作品だからリアルタイムで見てた層は50~60代。再放送とかでギリギリ知っている世代は大学生くらいじゃないかな
- そもそもTVアニメ化が40年も前の作品なんだから、アニメで育った世代は今の子供の親世代よりずっと上、50才前後の世代
- どこの層に向けて作ってんのかわかんねぇんだよなぁ。
- 子供が親にせがんで見に行くってアニメじゃないね、ターゲットが不在。
- まあ狙い所が中途半端なんだよなあ…
タイトルはアニメ準拠なのにキャラデザはカケラも踏襲してなくて話は原作準拠。
昔観てた人へのノスタルジー狙いたいのか、新しいもの作りたいのかはっきりしろと。
てっきり 親世代が子供を連れて行くという戦略があって「ガンバ」を
題材にしたのかと思いきや、そうかアニメを見てた世代が50代なら子供は20歳くらいになるわけか!
そりゃ厳しそうだ。
- テレビ版が神だからどうやっても見劣りする
- 逆に何故イケる!と思っちゃったのか・・・
- 関係者以外の誰が見ても、駄目だと分かると思うが
- Standbyme の税金対策…割とガチでこれかもしれん
正直これが大ヒットするとは多くの人は予想しなかったはず。
それでもなぜ20億もかけて、ネズミのCGを作ったのか。。
これには何かふかーいワケが・・・・ないかもしれない。
原作やアニメがやたら絶賛されてるので、むしろそっちが気になります。
と思ったらこのビッグウェーブ?に乗じてkindke本が出てる!!

- 作者: 斎藤惇夫,薮内正幸
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/06/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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文句なしに一番好きな本です!
一体何度読んだことでしょう。
昔大好きだったアニメに原作があると知り読んでみたのが最初ですが、本当に素晴らしい作品で、読む度に涙がでます。
壮大な冒険を通して描かれる友情、家族、戦い、愛、死。。
これは決して子どもだけではなく是非大人にも読んで欲しい本です。
忘れかけたピュアな気持ちを思い出させてくれます。amazonレビューより
諦めるのはまだ早ーーい!
「スパイダーマン」「アイアンマン」のプロデューサーだというアヴィ・アラッドさんという方がエグゼクティブプロデューサーなんですって。
これはもう最初から海外狙いなのは間違いないでしょう。
海外での反応が楽しみですね。
と思って調べたら海外の人の反応が載ってるサイトがありました。
キャラクターデザインが公開された時の反応ですね。
・『ガンバの冒険』は子供の頃に見たよ!なんでこんな風になっちゃったんだよ。全然ガンバじゃないじゃないか!
・真ん中の3匹のキャラクターが全部同じ顔なんだが。
・『スマーフ』をハリウッドがCGにしちゃったようなもんか。
・パンツを履かせてほしい。
『ガンバの冒険』の3DCG版、『GAMBA ガンバと仲間たち』のビジュアルと特報映像が公開…海外の反応
より引用
海外のネズミ映画
- ミッキーマウス
- ビアンカの大冒険
- ねずみの騎士デスペローの物語
- マウスタウン
- レミーのおいしいレストラン
- スチュアートリトル
海外にはネズミ作品はたくさんあります。
ネズミ=気持ち悪い。といった日本の文化とは違うのかもしれません。
受け入れられやすいと言えるのではないでしょうか。
たぶん。
もっかいドラえもんのCGアニメ作る。
アンパンマンのCGアニメ。
クレヨンしんちゃんのCGアニメ。
などの国民的アニメならまず間違いなさそう。
もしオリジナルアニメで勝負するなら、やはり個性的なキャラクターとおもしろい脚本が必要になってきます。
つまり・・・
日本のスヌーピーこと国旗まんしかないでしょう。(宣伝)
もちろん話題性も考えて原作のあるものにしたんでしょうけど、製作者サイドは「本当に良いものを作りさえすればみんなに伝わる!」という思いで、アニメのガンバの冒険とは違った、まったく新しい物をつくりたかったのではないでしょうか。または権利的な問題とか?
興行成績は振るいませんでしたが、ストーリーがしっかりしていればその後口コミでじわじわと広がる名作はたくさんあります。
ヒックとドラゴンもそうですし、トトロもそんな感じだったようです。
レンタル開始を楽しみに待ちたいと思います。
よかったら僕のつくったアニメも見てっておくれ★
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016 優秀芸術賞受賞作品「New」
ネットに上がってた予告編的な動画だけ見たけれど。
町並みの建物とかに汚しが全然入ってなくて、薄っぺらで気持ち悪かった。生活感ゼロ。四角をコピペして色とサイズだけ変えました、な程度。雨風による劣化もないし、欠け1つない。
例えば、ジオラマ作るのに既製品組み立てて並べただけで汚し入れない、なんてプロは絶対やらないでしょう。
カラオケの背景に流れる出来の悪いCGみたいな印象。
漫画に例えるなら、全コマにトーン貼り忘れました、みたいな。勿論、トーン貼る前提の描き方で。
あと、キャラクター達の身ぶり手振りもなんか不自然。手足の先端だけ掴んでぐりぐり引っ張って回しました、みたいな…。動きがあるように見せかけるために派手にごちゃごちゃ動かしてはいるけど、ただそれだけ、な印象。
私は原作知らないから造形の先入観無しで見たので、造形そのものには特に違和感はなかったけれど、動きは本当に気持ち悪かった。
リアルにしようとして失敗したと言うか、リアルにしたいならもっとやらなきゃいけない部分に技術が足りてないと言うか。
なんにせよ、町並みをぶわっと鳥瞰的に流すシーンで、「うわ、ちゃっちい!」と思われる時点でもうダメだと思った。
視聴者側ももう目が相当肥えてるから、中途半端なことするともうアウト、って言う難しさはあるのかもしれないし、どうやったってピクサーとかと比較されるんだから土台からして無理はあるんだけど、日本のCG技術じゃまぁこんなもんか…と妥協できるラインにすら達してない気がするのはいかがなものかと。
自分はむしろ日本のアニメだった事を捨ててしまった様な明らかにピクサーの真似っぽい絵柄がよくない意味で気になったな。本編は見ていないから評価はできないけど。
かつてのアニメのリメイクではなく、原作小説の再アニメ化、といいつつ、野沢雅子を起用したり、旧アニメを踏襲したような作りなのでおかしなことに。
映画化されてたと知り情報検索しました。昔読んだ原作小説が
最初だったので後に見たTVアニメは小説との違いが多く、今ひとつの
感想を持ってましたが、映画も小説よりはTVアニメに近いようで登場
人物の数も原作より少ないようですね。児童向けとは言えそれなりの
ボリュームがある内容なので映画一本では難しいと思いました。
ふつうに面白みが全くないから受けなかったんだろ。ここまでつまらん物作りが出来るなんて、ある意味才能(笑)
作り手が無能だとこうなるって良い例。
昨日のEテレで初めて映画の存在を知り見てみたけど昔のガンバを想定していたのでキャラクターにガッカリ。
良い点は近年のアニメ映画にありがちな素人芸能人ではなくプロ声優と表現力のプロである野村萬斎さんを起用したことと、CGによる背景は美しく見ごたえがあった位かな。
テレビでやってたの観たけど良作だったぞ、昔のガンバをイメージするとダメなんだろうけど
ヘタな芸能人も使ってないし、ヘタな芸能人使って宣伝しないといけないなんて悲しい時代だ
全く期待せずに公開二日目に小2の息子と行きましたが、期待していなかった分意外と好印象でしたよ。マジで10人以下でしたけど。まぁ宣伝不足が一番の原因じゃないでしょうかね。