【ヴォイドシェイパシリーズ】の順番と感想

 ミステリー小説かとして有名な森博嗣さんですが、僕が一番好きな作品は「ヴォイドシェイパシリーズ」と呼ばれているものです。

順番で検索してる人が多いようなので、先に書いておきます。

出版された順番 

  1. ヴォイド・シェイパ
  2. ブラッド・スクーパ
  3. スカル・ブレーカ
  4. フォグ・ハイダ
  5. マインド・クァンチャ

最終巻のマインドクァンチャでは、唐突な始まり方で「あれ?順番間違ったかな?」と思うかもしれませんが合ってます。

 森博嗣さんは長年、大学の研究者をやってたこともあって、ちょっと難しめな物語が多いのかなぁ、とか思って僕でも読めそうなものを探してみました。
そこで見つけたのがこのヴォイドシェイパシリーズでした。

1冊目の「ヴォイドシェイパ」を読んだ感想としては、やはり読みやすいですね。
時代劇といっても、武芸者が旅をする話で、リアルなんだけどファンタジーな世界観。

人の名前がカタカナなので、時代劇の硬さがなくとっつきやすい。
主人公はゼンという名前です。
1日1日を丁寧に描写されていて情景がイメージしやすく、「あぁ、旅をしてるんだなぁ」という感じがすごく伝わってきて、まるで自分が旅をしてるような感覚さえあります。

山で育ったゼンが山を下りて、いろんなことを知りながら旅をしていくという物語なので、「どんな世界なんだろ?」と探索するのが、読者と同じ感覚なんです。自然がたくさんあって、澄み切った風が吹いているような、そんな空気感がとても気持ちが良いです。

ヴォイド・シェイパ

ゆったりとした流れで物語が進みます。

なにか大きな出来事があって、解決して終わるのかと思ったのですが。「あれ?終わっちゃった」という印象がありました。

それでも、つまんないということではなく、たんたんと読み進めてしまいます。
文章や表現が美しく、上品ですね。
この世界ともっと堪能したいと感じます。

この時代を生きてみたかったなぁ、とか思いをはせてしまいました。
テレビや携帯やネットがなければ、それはそれで面白い世界だろうなぁ。
そこに行って、人に話しを聞かないとわからないことばかりですもんね。

途中で、主人公がやたらと考えこんだりするところが続くのはちょっと気になりましたが、色々人生に悩みがちな人や若い人ならそれも心に響きそう。
あまり小説を読まない僕が1日1冊のペースで読んでしまいました。
止まりません。

ブラッド・スクーパ

1冊目の「ヴォイドシェイパ」ではあっさりと終わってしまった感じがあって、少し拍子抜けしたのですが「ブラッドスクーパ」はしっかりと山場があっておもっきり引き込まれでしまいました。
「ヴォイドシェイパ」は導入部分といった感じでしょうか。

この作品の魅力は主人公の純粋さと振る舞いの美しさだと思います。
こんな人間になりたい、と憧れてしまう精神があります。
主人公の影響を受けてか、僕の書くブログの文章も気持ち上品になってる気がします。
気のせい?

それに登場人物の外見についての詳しい描写がないのが逆に良いのかもしれません。
勝手にこっちで理想の人物像みたいなのを当てはめてしまっているので。

このシリーズは女性が何人かでてくるのですが、女性とゼンの関係性も引き込まれるポイントかなと思います。
甘酸っぱさがありますよね。甘酸っぱさが。
丁度良いんですよね。

スカル・ブレーカ

自分の出生を知らずに、山を下りてきたゼンの過去が明らかになってきます。
おおきく物語がうごく予感があります。
これ以上は言えない!

フォグ・ハイダ

もっともエキサイティングな展開で、一番好きな巻です。
ここでは、ゼンはともに戦う仲間がいます。
その仲間とのやりとりが良いのです。
こんな誰にも参考にならない感想にもなってないような文章を書いて、なんの意味があるのでしょう。

 マインド・クアンチャ

最後の巻が、少し予想外の展開でした。
すこし早足で、めまぐるしく展開します。
ぜひ見届けてください。

とにかくすばらしい時間でした。
読み終わるのがイヤなくらい。

さて、ヴォイドシェイパシリーズが気に入った人はぜひこちらの「女王の百年密室」「迷宮百年の睡魔」を読んでみてください。
旅をしている感覚、幻想的な世界観。
ヴォイドシェイパシリーズファンなら楽しめると思います。
あとスカイクロラシリーズとWシリーズも、ヴォイドシェイパシリーズが好きな人にはおすすめですよ。

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