探し求めていたボードゲームについに出会ってしまいました。。
その名も「ブラジル帝国」!!
中量級で建築、開発、探検、戦争を表現したおいしいとこどりの欲張りゲームでございます。
このボードゲームがとても面白かったので、ソロプレイの様子をお届けしよう。
といってもソロプレイはひとつのシナリオしかないので、ソロプレイするだけなら物足りないかも。
今のところ追加シナリオが1つ発表されていますね。オートマの拡張?も制作中ということのようです。
とまぁ僕のようなボードゲーム友達もいない、ボドゲカフェも行かない人にはオススメできませんが、ボードゲームはちょっとした芸術的な価値があると思うんです。
このブラジル帝国はアートワークと世界観がすばらしく、もうこれを飾ってるだけでも7000円の価値があると思いません?
さて、それではさっそくレポート開始!!
ソロシナリオ
- 時代を3まで進化させる
- 部隊5つをすべて配備すること
- 敵の首都を制圧すること
これを20ターン以内に達成すればクリアになります。
オレンジが敵コマです。
騎兵と大砲が首都を守っていますね。
こちらも戦力をしっかり整えていく必要があります。ぞくぞくしますね。
まずは建設で資源を集め、君主を配備することに。
その君主を移動させて、はてなマークのついた地形を探索しつつ前線に都市を建設しました。
探索といっても、はてなマークの地形タイルは勝ち点につながるものばかりで、ソロプレイの今回は意味がありませんでした。。
都市を建設すればそこから部隊を送り込むことができます。
この探索と都市の建設、部隊の配備の流れはもうまんまシヴィライゼーションでわくわくしますね。
ゲームには絵画を手に入れてボーナスを得る事ができます。
偉人カードみたいなものですね。
手に入れたマシャードさんの能力と、港を改良したボーナスを組み合わせる事で貴重な資源である科学が簡単に手に入るようになりました。コンボ感があって気持ち良い。
正直、このコンボができてからは「これ簡単にクリアできちゃうんじゃない?」と思いましたが案の定17ターン目で王手をかけました。
相手の首都を制圧すれば勝利です!
敵は2つの舞台があるので2つの戦闘カードを引きますが、こちらも戦闘カードで戦力を増やしてるので負けることはありません。
さぁ、相手の戦闘カードはなんでしょうか?
ででん!
ん?なにこれ?
え?
無理じゃない?
この人は歴史的な最強の戦士かなにか?
つまり、ぼくの舞台は1つを残して倒される。。ということです。
首都は制圧できましたが、「すべての舞台をマップに配備する」という目標が達成されないこと!
倒された部隊たちは自分のボードに戻ってきてしまいました。。
「完全に運やん。こんなんせこいやん。」と文句をぶーぶー垂れていたその時!
自分のボードを見ると、配備アクションを改良していたので、1ターンに配備できる数が2つに増えていました!
ふぅ。そんな効果もついてたなんて知らなかった。
危ない危ない。
ということでギリギリ20ターンで見事にクリア!!
今回はじっくりと考えて進めたので2時間近くかかりました。
おかげで先を見据えた最善の策を打つ事ができた気がします。
ぼくは生まれながらにしてブラジル帝国を支配する才能があったのでしょう。
良いところ
おもしろい!
僕がもってるボードゲームランキングで1位に躍り出ました。
まぁ、もってる数が少ないだけなんですが。
ちなみに2位がスキタイの侵略者で、3位がオルレアン。
でも、ずっとこういうのを探してボードゲームを買ってきていたので、「これあれば他のやついらんやん」とすら思っています。
スキタイの侵略者とオルレアンに比べて良いのは、ボードがコンパクトで用意が簡単ということです。
これはやってみて思いましたが、とても大きな要素です。
でっかいボードを出して、必死こいて用意する悲しさってありますよね?
またアートワークデザイン、コンポーネントの木ゴマも魅力的でした。
悪いところ
ソロシナリオをもっと増やしてほしいですねぇ。
説明書には「私たちのソーシャルメディアを訪れて、新しいマップやチャレンジを手に入れましょう!」と書かれていますが、今のとこ追加シナリオはソロプレイ用にひとつ、2人プレイ用に1つだけ。
シナリオはいくらでも簡単につくれそうなので、もっと追加してくれることを期待しよう。ファンの人が個人的につくることも出来るでしょうし。
シナリオやオートマ次第でいくらでも楽しめる可能性を感じます。
でも果たして拡張が販売されるほど、日本で売れてるのかどうか怪しいけど。
(追記:しばらく時間がたち、ソロプレイも何度かやったけど、ソロシナリオが追加される様子はなくオートマもフランスとブラジルなどで販売されてるようですが、手に入れることができません。。。)
あと細かいルールが多い。
考えるべきことが多すぎて、考えこんでしまうので少し疲れてしまいますね。。
他の人にルールを説明したり覚えてもらうのも大変そうで1時間くらいかかって、ぼんやりわかるくらいじゃないかな。スキタイの侵略者とオルレアンとを比べた場合、すこしブラジル帝国のルールのほうが複雑な気がしました。
その変わりブラジル帝国のルールを知ってる人たちと複数人プレイした時の楽しさはものすごいものがあるんじゃないかな。という大きな可能性を感じます。
まぁ僕にはそういう人が周りにいないから宝の持ち腐れと言えそうです。。
【システムの美しさ】
プレイに無駄がなく、コンボなどの気持ちよさがあるかどうか。
手間がかかるだけの意味があるか。シンプルながら奥深いものは高評価。
またテーマとシステムに矛盾がなく整合性がとれているかの点数。
【テーマと世界観】
想像を巡らせて世界に浸れるようなテーマかどうか。
アートワークが魅力的でテーマに沿って、その魅力を一段と引き立たせているか。
またデザイン的に美しくわかりやすくなっているか。
【リプレイ性】
またやろうと思えるかどうか。
システムのランダム性、選択肢の多さや自由度はもちろん、ボードの大きさと準備のしやすさも影響する。
落ちそうな細かいコマがたくさんあるのも苦手。
ぼくのテーブルはパソコンのモニターがあるので、そんなに広くないのである!
テーマや世界観は素晴らしく大きな可能性を持つけど、ソロプレイのリプレイ性がなく細かいルールで疲れてしまうなんとも惜しい作品。もう少しだけ細かいルールを減らしてソロプレイのリプレイ性が高ければ…!という感じ。
【ディスコルディア】ボードゲームのソロプレイレビュー 【オルレアン】ボードゲームのソロプレイレビュー 【スキタイの侵略者】ボードゲームのソロプレイレビュー