CGデザイナーしつつ自主制作アニメつくってます。
自主制作の短編アニメを作ったら出したくなっちゃうコンテストをまとめておいたので、参考にしてちょうだいね。情報がけっこう古いという説もあるけど。
ちなみに海外のアニメ映画祭に応募する方法はこちらに書いたよ。
自主制作したアニメや卒業制作はどんどんコンテストに出しましょう。
コンテストは小規模なものから大規模なものまで全国で開催されています。
大きなコンテストでグランプリをとればなんと賞金100万円なんてこともあります。
コンテストによっては表彰式に行くときに交通費、さらには宿泊費を支給してくれることもあるので旅気分を味わうのがほんとの楽しみ方かもしれません。
また表彰式の前後には懇親会もあったりするので、クリエイターや審査員のかたとお話する貴重なチャンスとなるでしょう。
僕は美大を出たわけでも、ちゃんとしたCGの学校を出たわけでもないのでクリエイター友達がまったくいません。
なので表彰式で知り合った数人だけが貴重なクリエイター友達なのです。。(向こうが友達と思ってるかどうかだいぶ怪しいですが。。)
とはいえコンテストの情報はなかなか見つけにくいので、国内のアニメコンテストや映画祭をまとめてみました。
実写込みの映画祭は無数にありますが、そのなかでもアニメーションを出品できるもの、受賞する可能性があるものを選んでます。
あとテーマが具体的に決まっているなど条件が一般的でないものは省いてます。
そういったテーマのあるものや、直近のコンテストなんかは登竜門というサイトで確認してみましょう。
2月開催のコンテスト
- 募集7月~11月
- 実写込みの映画祭
- 20分以内の映像作品
希望者には映像制作力や映像表現力アップのために3000円で個別講評をしてもらうことが出来るんですって。なんだか斬新な手法ですね。。
ご年輩の実写作品が中心ですが一応アニメも応募できます。
- 募集10月まで
- 参加費3000円
- グランプリには賞状、トロフィ、副賞(次回作支援金200万円)
- 「New」が優秀芸術賞を受賞!
実写中心の映画祭ですがアニメーションも受賞してます。
町をあげて映画祭を盛り上げようとしていて、雪のつもる中、特別な体験をすることが出来きました。
親睦を深めるような場もあり、ひとりで行って寂しかったけど最終的に大事なクリエイター仲間ができました。
北海道なので参加することをためらうかもしれませんが、ノミネートされたら無理してでも映画祭に参加すべきですよ。3000円の参加費がかかりますが挑戦する価値があると思います。
- 募集7~9月
- アニメーション部門あり
- 観客によってグランプリが決まる
3月開催のコンテスト
- 募集10月~11月
- 短編アニメーション部門あり
- 30分以内の日本国内で未興行のアニメーション作品
過去の受賞作を見ても、海外のクリエイターさんのレベルの高い作品が多いので、なかなか難しそう。。
- 募集1月
- 1~15分のアニメ作品
- グランプリには賞金10万円
- 「国旗まん」が市民審査員賞受賞!
- 「BOOM」が審査員賞受賞!
会場には地元の小学生が先生に連れられて来ていました。
「国旗まん」を見ていると、後ろから子どもたちの笑う声が。
ゾクッとしました。なかなか経験できないことですよね。
会場の人たちの投票で最も面白かった作品を決める「市民審査員賞」を受賞したのですが、これが真のグランプリだと思いません?
- 「国旗まん」がグランプリ受賞!
- 「New」が特別賞受賞!
- 「BOOM」が優秀賞受賞!
- 2018年に終了!ガビーン。
このコンテストで入賞すれば、Animejapanで上映、さらにブースで出展され、アニメ関連事業者とのマッチング支援が行われるのでとても意義あるコンテストでした。
残念ながら2018年を最後に終了してしまいました。。
しかし僕の残した3作品受賞という快挙は永遠に語り継がれていくことでしょう。
僕に。僕だけに。
- 募集9月~1月
- 実写込みのコンペ
- 受賞暦のある作品は応募できない
- 「New」が筑波学院大学長賞を受賞!
グランプリには賞金10万円及び
さらに「仏・グルノーブル屋外短編映画祭」へのご招待!
ということで、ぜひチャレンジをおすすめしたい映画祭のひとつ。
5月開催のコンテスト
- 募集12月~2月
- 大賞賞金30万円
- 実写込みの映画祭
ノミネート作品は事務局に優先権を、受賞作に至っては独占権を渡すことになるので規約をよく読みましょう。
6月開催のコンテスト
- 募集8月~12月
- CGアニメーション部門あり
- 優秀賞には賞金60万円
- 「国旗まん」ノミネート!
別所哲也さんが主催する豪華な映画祭。
表彰式では有名な芸能人がたくさん来ていました。
赤じゅうたんをちょびっとだけ歩けます。
7月開催のコンテスト
- 募集1~3月
- アニメーション部門が設けられています
- 最優秀作品賞には賞状とトロフィー、賞金10万円
8月開催のコンテスト
- 募集2月~4月
- 2年に1回開催される、世界4大アニメフェスティバルの1つ
- 2021年をもって終了!!えーっ?!
世界4大アニメフェスティバルの中のひとつが終了するなんて。。
youtubeで短編アニメーションは無数に見る事のできる時代ですからね。
ひとつの時代が終わったのかもしれません。
こちらは「企画のコンペ」になります。
選ばれた作品には1000万円の支援金が与えられる夢のあるコンペになっていて、毎年8~11月に募集があります。
2022年に始まったばかりで、僕の「キャプテン・フレブル」というアニメの企画は1103企画から24企画と厳選される書類審査は通過しましたが、面談で落選しちゃいました。。。
また機会があれば挑戦したいと思います。
9月開催のコンテスト
- 募集5月~6月
- グランプリ賞金10万円
- 実写込みの映画祭
- 募集2月~3月
- 実写中心の映画祭、グランプリは賞金100万円
- 長編、短編問わず
受賞作品決定後は名古屋、京都、福岡等で開催する映画祭での上映があります。
その後、劇場公開や海外映画祭出品、DVD発売等へと広がる可能性もあります。
ほぼ実写の作品が選出されている映画祭ですね。
インターネットで配信された作品、または予定されている作品が応募できないので、youtubeにアップしたい人はやめておきましょう。
- 募集5月
- アニメーション部門あり
- グランプリは賞金1万円と和歌山で取れた新鮮な魚介類
審査料1200円
DVDは1作品につき3枚も提出しないといけない。。。
まじか。でも商品が「新鮮な魚介類」というのは良いですね。
- 募集4月~7月
- 入選者は合宿に参加できる!
- 「New」入選!
最も歴史があって、最も存在意義のあるコンテストです。
CGアニメだけかと思いきや、おもっきり手描きアニメが受賞してたりします。
パソコンで作業してれば3Dだけでなく、手描きのアニメも問題ありません。
入選者で集まる合宿も毎年行われていてクリエイターの輪が一気に広がります。
ぜひ応募して入選を目指しましょう。そして僕と飲み明かしましょう。あんまり飲めないけど。
10月開催のコンテスト
募集3~8月
30分以内のアニメ作品
募集5月まで
実写込みの映画祭
上映時間40分以内
募集5~7月
開催10月
アジア地域での出生、居住、国籍を有する人
上映時間15分程度を上限
国旗まん/入選
New/入選
募集1~3月
実写込みの映画祭
上映時間30分以内の作品
New/ジャパンオフシアターノミネート
事前登録8月
募集9月
グランプリの賞金は100万円
実写込みの映画祭
テーマ、上映時間も自由なのでアニメ作品でも問題ないはず。。
でもアニメ作品はあまり選ばれてないかも。。
3000円の応募料がかかります。
国の文化事業でしょうか。。応募がめんどさいしサイトなども見辛い。。
New/ノミネート
募集4~6月
グランプリの賞金は100万円
上映時間30分以内のアニメ作品
11月開催のコンテスト
募集5月~7月
応募作品の中から「映画製作」「映画上映」の支援を積極的に行う映画祭
アニメーション部門あり
審査費用2000円
募集5月まで
実写込みの映画祭
グランプリには賞金30万円
募集3~8月
15分以内のCGアニメ、ストップモーション/クレイアニメーション
グランプリには賞金50万円のほか副賞もあり。
グランプリ以外の各賞にも魅力的な副賞が。
国旗まん/サンライズ賞受賞
募集7~9月
アニメーション部門あり。
人気アニメ映画から個人の短編アニメが集まるガチ過ぎる芸術祭。
募集締切9月
実写込みの映画祭。
グランプリには賞金20万円
DVDとブルーレイの2枚を提出しないといけないのがネックすぎる。
12月開催のコンテスト
自主制作アニメを作ってyoutubeにアップしても、なかなか見てもらえないという人は多いと思います。
コンテストに応募しても最近はやたらクオリティが上がってて芸大の人たちやプロも応募してたりするのでなかなか入選するのが難しいのが現状です。
そんな中、20年以上も個人制作のアニメーションの上映会を開催されてる人が北海道にいるのです。
その上映会こそ「小アニメーション大感激祭」というものです。
応募すればほとんど全ての作品が上映されて、さらに見た人からの感想を集めた用紙も送ってくれます。
自主制作アニメという文化を盛り上げるためにも、ぜひ参加してみてはどうでしょう。
Facebookページで運営されているので、検索してみてね。
最後にひとこと
このまとめを公開してしまったら、世の中は大短編アニメ時代に突入し大混乱に陥ることでしょう。
これまで知られてなくて狙い目だった映画祭もこれで広まってしまうわけですから。
(でも、どんどんコンテスト自体減ってきてるけど。。)
さて、最後に僕がつくったアニメをご紹介しておきましょう。
コンテストを総なめにした、日本で1番面白い自主制作アニメ。。
日本を元気にするヒーロー、国旗まんです!!!
さて、今も自主制作アニメを作っていて、また完成したらコンテストに出品しようと考えています。
制作過程をツイッターで発信してるので、良かったらゆるく繋がりましょう。
また、創作活動をしていく中で「どうすれば世の中に評価され存在感を出していけるのか」と迷っている人は、ぼくがつくった無料占いを試してみると良いかも。
「当たる!」とは言わないけど、違う視点に気付けるかもしれません。
占い好きの僕がもっとも当たる占いの、もっとも当たる部分を抽出したので、いくらかの気休め程度にはなるかなと、少しだけ期待しています。