僕の家の近所でもよく見かけるイタチ。
実はそんなイタチの仲間が最強の動物かもしれない、という声があるのです。
体の小さい彼らがなぜ最強と呼ばれるのか。
彼らの恐ろしい生態に迫ってみましょう。
クズリ
小さな悪魔と呼ばれ、英名はウルヴァリン
体長:65~105cm、体重11~18kg
「ぼのぼの」のクズリくんでご存知の人もいるかもしれないが、本当のところはあんなニコニコしていない獰猛な動物なのである。
自分より体の大きいオオカミ、ピューマ、時にヒグマからもエサを横取りすることがある。
クズリに噛まれ引き裂かれたピューマが目撃されたことも。
小動物を主に食べるが、シカやトナカイなどの大型の草食動物も捕らえる。
大物を狙うときは木の上から飛びかかり脊髄を狙う。
太い足がかんじきのような役目を果たし雪の上でも時速40kmで走り、さらにスタミナも無尽蔵である!
ラーテル
世界一怖いもの知らずの動物とギネスブックに認定されるほど凶暴。
体長:80~110cm、体重7~14kg
ラーテルの白い背中は柔軟性があり硬さも併せ持つ最強の鎧となっていて、腹を見せなければ天敵であるライオンやヒョウの牙も防ぐと言われている。
その柔軟性で噛まれたとしても首を動かすことで容易に牙を外す。
ライオンやハイエナ、アフリカスイギュウにさえも立ち向かうことがある。
そのくせ危険を感じると肛門から臭い液体を発射する。
毒蛇の毒にも耐性があり、噛まれても一時的に動けなくなるがすぐに回復し毒蛇を追いかけて食い殺す。
イイズナ
体長:16~26cm、体重70~250g
ネズミが主食だが、自分よりも大きなウサギを狩ることも珍しくない、さらに泳ぎも達者で自分の倍もある魚を捕らえて岸に引っ張り上げて食べる。
トンビがイイズナを掴み空に舞い上がったが、イイズナはトンビを喉を噛み切ってトンビはそのまま落下して死んだという事例もある。
最近「キツツキに乗るイタチ」としてネットニュースに流れたのをご存知の方もいるかもしれないが、これもイイズナの仕業。
さらに海でカモメを襲う姿もyoutubeにアップされている。
さらにさらに大型の鳥類サギを襲ったという事例も報告されている。
その模様が画像で紹介されているリンクを貼っておくので、続きが気になるかたはどうぞ。
Little Hadham Birding: Demise of a weasel.
最後にひとこと
小学生の頃に見た図鑑で、自分より大きい魚を捕らえてるイイズナには衝撃を受けたものです。
実際はヒグマのほうがクズリより強く、ライオンやヒョウがラーテルを殺すこともあるので、動物界全体で最強とはさすがに言えませんが、その体格に見合わない力と負けん気の強さで、pound for pound(体重比率)で最強と言われているようですね。
つまり、もし動物がみんな同じ体重なら1番強いということ。
それなら納得です。