日本にただひとつの適職・天職占いつくったよ。

CGアニメを使った映像制作費の予算と料金相場はいくら?

「youtubeに自社のキャラクターを使ったアニメをアップしたい!」

「CGアニメを使って自社商品の動画広告を作りたい!」

「自分の考えたキャラクターや脚本でCGアニメを作ってほしい!」

「バンドのミュージックビデオにCGアニメを使いたい!」

という企業さんや個人の方も増えている今日この頃。

「でもCGアニメ制作を依頼するのって、料金はどれくらいかかるの?」

聞きたくても聞けない、予算の相場みたいなものを書いてみたいと思います。

人月単価を考える

予算を計算するときによく用いられるのが人月単価(にんげつたんか)と呼ばれるものです。

よく「人件費は給料の2倍くらいかかるのであーる!」なんて言われますよね。
つまり社員ひとりにつき、最低でもひと月50万~60万円はかかることになります。

なので会社の利益などを考えると、ひと月60万円~80万円くらいがひとつの目安になります。
ひと月の作業日数を20日で計算すると60万円÷20日で3万円。
ひとりが1日かけて出来る仕事なら3万円。
5日かかる仕事なら15万円の予算が必要ということです。

これをベースにプロジェクトの予算を組むことになります。

個人のクリエイターさんや小さい映像制作会社であれば予算よりも、やりがいだったり面白そうかどうかを大事にするので、もう少し安く人月単価40万円~60万円でお願いできる可能性もあるかな?という印象があります。

制作費が増える要素

「予算はいくらですか?」と言われても、「求めるクオリティや表現、修正の量で大きく変わってくる」のでハッキリと答えることはできません。

どういった要素が予算に影響するかというと。。

登場人物の数が多ければ多いほど時間がかかり、予算は増えます

これはCGアニメのデメリットでもありますが、キャラクターをつくるのに時間がかかってしまうので、キャラが一人増えるだけで大きく変わってしまいます。
動きをつけるにも、そのぶん時間がかかります。

でもCGアニメのメリットとして、1回つくっちゃえば使いまわせるので、シリーズものであればそのぶん予算を抑えることができます。

キャラクターデザインがシンプルかどうか

髪の毛がなびくようなキャラだったり、表情が豊かだったり、衣装が複雑で揺れモノがあるなどすると制作日数がかかってしまいます。

また2頭身のキャラなら動きもつけやすいですが、等身のキャラなら動きをつけるのも時間がかかります。

クチや目の表現も、CGでつくりこむのか、それとも開いた目と閉じた目の絵を差し替えてぱちくりさせるのか、といったところで難易度が変わってきます。

表現やクオリティについて

大きく分けてリアルなCG表現を使う「フォトリアル」

アニメのような質感の「アニメ調」という表現方法があります。

レンダリングという書き出しの設定でもありますが、フォトリアル系は書き出す時間や調整にとても時間がかかってしまいます。

また世界観や背景をどうするか、という問題もあります。

カメラがあまり動かないような演出であれば「背景は手描きする」なんて手法も考えられますが「街の中をとびまわって、カメラがぐりぐり動く」といった演出があれば、CGでひとつの街をつくらないといけません。

あとはエフェクトも大事な要素です。
炎の必殺技や水の表現などがあるかどうかなど。

修正がどれだけあるか

あるテレビ番組のアニメーションのお仕事で演出もすべて僕がして、「ここは静止画で良し!」みたいにスリムアップすることで2ヶ月で5分のCGアニメを作ったことがあります。(音楽は別)

これらはこちらに決定権があったから早く安くつくれたわけです。

でも「ここはもっとこうして欲しい」という細かい要望や修正があったり、フィードバックが遅いと倍以上の時間がかかってしまいます。

結局、作業日数は「どれだけ修正があるか」に大きくかかっています。

ある程度、クオリティや演出を制作側にお任せすることができれば、CG制作の作業効率を考えた上でシナリオ、絵コンテ、キャラデザインを作ることが出来るので、よりスピーディーに制作することが可能になります。

制作費を抑える要素

安くても制作側にメリットがあると感じた場合、予算の交渉の余地があります。

  • たまたま、ぽっかりと手が空いている。
  • とても魅力的で面白そうな企画である。
  • それを作ることで会社のプロモーションや自慢できる実績になる。
  • その仕事をきっかけに新たな仕事の可能性が広がる。
  • 新たなパイプにつながる可能性が見込める。
  • スケジュールに余裕があり、スキマ時間に作れるなど融通が効く。
  • シリーズものなど、長期の案件である。

などです。

交渉の中で、こういった部分を感じさせることができれば、多少予算が下回ってもやってもらえる可能性が上がります。

見積もりをお願いすれば、「こういう表現や演出をすれば予算内におさめることが出来ますよ」といった提案もしてもらえるので、CG制作会社やクリエイターのホームページを見て過去の仕事で「こんな感じのを作って欲しい」というのがもしあれば、問い合わせてみると良いと思います。

キャラクターデザインや、参考動画も用意しておけば話がスムーズに行くと思います。

 で、ぶっちゃけいくら必要なの?

2分のCGアニメなら100万円

これがひとつの目安だと思います。

ここから、先ほど挙げた「制作費が上がる要素」「制作費を抑える要素」を加味して、お客さんと相談して予算が決まっていきます。

表現や演出によっては30万円で制作可能なこともあるので、やはりお問い合わせして相談してみるのが1番ですね。

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