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【オルレアン】ボードゲームのソロプレイレビュー

最近マイブームになりつつあるボードゲーム。

このたびオルレアンという名作ボードゲームを購入しました。

発売と同時にストアがサーバーダウンして、すぐに売り切れてしまったという伝説をもつ名作です。

幸運にも欲しいタイミングと再販されるタイミングが重なって手にいれることができました。

勢いにまかせて基本セットと拡張2つ合わせて14000円の出費です。。

買うときは胃が痛かったです。

でも僕もボードゲームの構想を練っているので、一度ボードゲームの名作に触れてみたかったのです。

アートワークを担当しているクレメンスフランツさんの味のある絵も素敵ですね。

「自分の創作活動にインスピレーションを与えるための、自分への投資なのである!」

と、自分を無理やり納得させました。

ソロでも遊べる

オルレアンの基本セットは2~4人プレイで遊ぶものですが、拡張セットを買えばソロプレイが出来ます。

拡張「侵略」には3つのソロモードが入っていて、専用の設定が描かれたペラペラのボードがついています。

「このペラペラの3枚のボードのために5000円もかけたのか」と考えるとぞわっとします。

震えつつも基本セットで2回ほど練習しつつルールを覚えてから、いざソロプレイ!

それにしてもアレですね。

準備が大変ですね。。

あと、細かいルールがけっこうあります。

やることはシンプルなので重量級とまではいかないようですが、「この場合はこうする」といった細かい部分があるので、常に「えーっと、この場合は」とか「これの効果は・・」とルールブックを見ながらのプレイになります。

さて、ソロプレイの結果ですがひとつ目の「要人」は市民を8人集めるのが目的で見事にクリア!

最後から2つ目のターンで、うまくコンボのようなものが決まって市民を一気に3人増やせました。

たまたまうまく行ったのかもしれませんが、気持ちよく、ギリギリの攻防でした。

2つ目の「首都ヴィエルゾン」も3回目のチャレンジでクリア!

難しかった。。

商品タイルと場所タイルがランダムに配置されるので運も必要ですが、そのおかげで繰り返し遊べますね。

それにしても最後のターンまでギリギリどうなるかわからないゲームバランスは驚きです。

どれだけのテストプレイを重ねたのか。。

準備に「あれをこうして、あそこにコレを何枚置いて」と細かい指定があるのですが、それもすべてバランス計算のされたものなんでしょうねぇ。すばらしい。

時間は準備を含めて1時間半ほどかかりました。

でも、最後2ターンにたたみ掛けるコンボを繰り出してのクリアは、、、気持ち良い!!

オルレアンのソロプレイレビュー

オルレアンというゲームは、自分でメンバーを揃えて、そのリソースを割り振るんですが、これは人生そのものですね。有限のリソースをつかって、どうポイントを増やしていくのか。

お金をためるのか、建物を建てるのか、仲間を増やすのか、機械化するのか、旅をして商品を集めるのか。。

人生も同じですよね。

お金や時間をどこにどれだけ割り振るのか。

仕事のスキルを伸ばすのか、副業にかけるか、株にかけるか、ブログにかけるか、作品をつくるか、家族との時間を楽しむのか、ボードゲームをソロプレイするのか。。

さて、ソロプレイの感想ですが間違いなく面白いと思います。

リソースをどこに割り振るのか考えるのが楽しいし、「次はこういう方法を試してみよう」と思える選択肢の幅があります。

ただ値段が高く、準備に時間がかかり、ボードを置けばテーブル一杯のスペースになってしまうし、細かいルールもあるので、もう少しだけコンパクトになると良かったかな。ラウンド数も多いのでもう少し短い時間で楽しめると嬉しい。でもバッグからタイルを取り出すというのは誰しもが楽しめる良いシステムだなと思います。

僕は「自分の創作のためにオルレアンという名作に触れたい」という口実がありましたが「ちょっとソロプレイだけやってみたい」くらいの人だと、すこしコスパが悪いかなと感じます。3つじゃなく5つくらいソロ用のシナリオがあると良いのにねぇ。

オルレアンのソロプレイ総評 
総合評価
 (3)
システムの美しさ
 (3)
テーマと世界観
 (3)
リプレイ性
 (2)

【システムの美しさ】

プレイに無駄がなく、コンボなどの気持ちよさがあるかどうか。

手間がかかるだけの意味があるか。シンプルながら奥深いものは高評価。

またテーマとシステムに矛盾がなく整合性がとれているかの点数。

【テーマと世界観】

想像を巡らせて世界に浸れるようなテーマかどうか。

アートワークが魅力的でテーマに沿って、その魅力を一段と引き立たせているか。

またデザイン的に美しくわかりやすくなっているか。

【リプレイ性】

またやろうと思えるかどうか。

システムのランダム性、選択肢の多さや自由度はもちろん、ボードの大きさと準備のしやすさも影響する。

落ちそうな細かいコマがたくさんあるのも苦手。

ぼくのテーブルはパソコンのモニターがあるので、そんなに広くないのである!

名作に触れることで基準みたいなものがわかって良いですね。

僕の中のひとつの基準になった気がします。

大きなインパクトはないけど、みんなで楽しむときっと楽しそう、という感じがわかります。

ソロはあくまでもオマケですね。

ぼくの理想だけを勝手に言うと、地図ボードに蛮族がいて、騎士でやっつけるなどがあれば面白そう。

あとは道端に資源が落ちてるようなイメージなので、町につけば手に入るというアートワーク的な表現が欲しかったかな。

ちなみに同時に購入した拡張セットは「対人戦でこの拡張を入れるとめっちゃ面白い!」という触れ込みで「ぼくもそのうち最高のボードゲーム仲間が出来るかもしれない」と思って買っちゃいましたが、いつになれば開封できるでしょうか。

まだ見ぬボードゲーム仲間を集める旅に出たいと思います。

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